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箕子 きし Kija

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

箕子
きし
Kija

古代中国,朝鮮の伝説上の王者,賢人。の一族であったが,殷朝末期,その暴政を避けて朝鮮に亡命。国王となり,8条の教訓によって仁政を施したとされている。この箕子東来説中国思想によって後世に作為されたものであるが,彼に由来するとされる「箕子朝鮮」国は前2世紀初め頃燕人衛満によって代られ,「衛氏朝鮮」国が成立した。

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デジタル大辞泉の解説

き‐し【箕子】

中国、殷(いん)紂(ちゅう)王の叔父。名は胥余(しょよ)。紂王に仕え、微子・比干とともに三賢とよばれたが、諫言して入れられず去った。荒廃した殷の廃都を詠じた「麦秀の歌」が有名。朝鮮に行き、箕子朝鮮を建国したとも伝えられる。

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大辞林 第三版の解説

きし【箕子】

中国、殷いんの紂王ちゆうおうの叔父。名は胥余しよよ。紂王の暴虐を諫めたが用いられず、囚禁され、周の武王が殷を滅ぼした時、朝鮮に封ぜられたという。 → 箕子朝鮮

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世界大百科事典内の箕子の言及

【箕子朝鮮】より

…いわゆる古朝鮮の一つ。衛氏朝鮮が正史所見の実在の王朝として認められているのに対し,箕子朝鮮は伝承的・説話的色彩がつよい。《史記》などの古文献によれば,箕子は名を胥余(しよよ)といい,殷の貴族で箕国に封ぜられ子爵であったという。…

【洪範】より

…その大法は五行,五事,八政,五紀,皇極,三徳,稽疑,庶徴,五福・六極で,洪範九疇と称される。伝承によれば,殷の箕子(きし)が作って周の武王に授けたというが,戦国時代の人の仮託であろう。漢代には《易》と《春秋》とともに天人相関説の根拠づけに用いられ,宋代には哲学の体系化に寄与した。…

【古朝鮮】より

…漢の武帝によって楽浪ほか3郡が設立される以前の朝鮮古代の総称。通常は《史記》《漢書》所見の箕子(きし)朝鮮衛氏朝鮮の2王朝をいうが,《三国遺事》の伝える檀君朝鮮(檀君)を上述の2王朝に先行させて,三つを古朝鮮という場合もある。《三国遺事》の伝えるところによると紀元前約2000年以前に檀君王倹が都を阿斯達に定め,朝鮮を建国したことになっている。…

【朝鮮】より

…1948年以後は,南半部の大韓民国(9万9000km2,人口は1996年現在,4523万)と,北半部の朝鮮民主主義人民共和国(12万1000km2,人口は1996年推計で2390万)とに分かれている。 朝鮮の名は,14世紀末から約500年間この地域を支配した李氏朝鮮王朝(李朝)によって広まったが,《史記》の箕子のくだりに朝鮮の名がみられるように紀元前にすでにこの名があったとされる。例えば《東国輿地勝覧》(1481)は〈朝日が鮮明なるところ〉として朝鮮の由来をあげている。…

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