毘沙門洞窟(読み)びしゃもんどうくつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「毘沙門洞窟」の意味・わかりやすい解説

毘沙門洞窟
びしゃもんどうくつ

神奈川県三浦市南下浦町の太平洋に面した三浦半島先端部にある海食洞窟。洞窟は弥生時代後期の半農半漁の生活を営む人々の住居,墓,作業場として利用された。ここからは久が原式および弥生町式土器,骨角器貝製品卜占などが出土した。本洞窟は,海浜で生活をしていた人々の習俗や生産活動を知るうえで好資料を提供した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む