20世紀日本人名事典 「毛利柴庵」の解説
毛利 柴庵
モウリ サイアン
明治〜昭和期の僧侶,ジャーナリスト,政治家 高山寺(真言宗)住職;和歌山県議;「牟婁新報」主筆。
- 生年
- 明治4年9月28日(1871年)
- 没年
- 昭和13(1938)年12月10日
- 出生地
- 和歌山県新宮(現・新宮市)
- 本名
- 毛利 清雅(モウリ セイガ)
- 別名
- 幼名=熊二郎,筆名=田辺のマークス(タナベノマークス),別名=成石 熊二郎
- 学歴〔年〕
- 高野山大学林(現・高野山大学)〔明治28年〕卒
- 経歴
- 高野山に学び、明治28年田辺の高山寺住職となる。33年牟婁新報社創立に参加し、主筆。34年東京遊学、35年「新仏教」同人となり、杉村縦横、高嶋米峰、堺利彦、木下尚江らと知る。36年再び「牟婁新報」主筆となり、紀州における社会主義の一牙城をつくった。43年の大逆事件後は地方政客の道を歩み、田辺町議を経て、和歌山県議在職中に没した。著書に「獄中の修養」「皇室と紀伊」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報