毛孔性紅色粃糠疹(読み)もうこうせいこうしょくひこうしん(その他表記)Pityriasis Rubra Pilaris

家庭医学館 「毛孔性紅色粃糠疹」の解説

もうこうせいこうしょくひこうしん【毛孔性紅色粃糠疹 Pityriasis Rubra Pilaris】

[どんな病気か]
 まれな皮膚疾患です。乳幼児に現われるタイプと、成人になって現われるタイプがあります。どちらも、指、肘(ひじ)、膝(ひざ)に白い細かいふけのような鱗屑りんせつ)がついた、ざらざらして赤い色の皮膚変化が現われるのが特徴です。手のひら、足の裏も赤く硬くなります。
 診断治療は、皮膚科医でも、ときに困難です。毛孔性紅色粃糠疹が疑われたときは、かかりつけの皮膚科医に専門医の紹介を依頼しましょう。

出典 小学館家庭医学館について 情報

世界大百科事典(旧版)内の毛孔性紅色粃糠疹の言及

【角化症】より

…(3)扁平紅色苔癬 表面光沢のある扁平な紫紅色丘疹が特徴。(4)毛孔性紅色粃糠疹 頭部,手,指背,肘頭,膝蓋等に,粃糠様鱗屑をもつ毛囊一致性角化性丘疹が多発融合し,ときに紅皮症化する。優性遺伝型で,暗順応障害のあるものがある。…

※「毛孔性紅色粃糠疹」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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