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鱗屑 りんせつsquama; scale

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

鱗屑
りんせつ
squama; scale

皮膚続発疹の一つ。表皮の最外層を形成する角質層が厚くなり,やがて種々の形状で表皮から剥がれて脱落する。この現象を落屑と呼ぶ。大きさにより粃糠様,小葉状,大葉状鱗屑に分けられる。落屑の原因は,皮膚が乾燥し,角質の固着力が低下することや,表皮の増殖が盛んで角質が多量に形成されることが多いが,逆に表皮の増殖能力が低下し,防衛的に角質が肥厚するために,鱗屑が生じることもある。頭部の粃糠様落屑を「ふけ」といい,皮膚乾燥による場合と炎症性病変による場合とがある。

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デジタル大辞泉の解説

りん‐せつ【××屑】

表皮の角質が肥厚し、剝離(はくり)したもの。皮膚病にみられる。

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大辞林 第三版の解説

りんせつ【鱗屑】

角質の産生が病的になったため、ぬか状・板状などとなって皮膚表面に付着したもの。

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世界大百科事典内の鱗屑の言及

【ふけ】より

…表皮の細胞は基底細胞層で細胞分裂をして増殖し,以後有棘細胞,顆粒細胞を経て最後に死んだ角質細胞となり,これに皮脂腺から分泌された中性脂肪などが混じって,あか(垢)となって自然に脱落する。脱落する角質細胞層を鱗屑(りんせつ)といい,落ちる状態を落屑(らくせつ)という。被髪頭部は毛包に開口する脂腺に富んでおり,長く洗髪をしないと脂腺から分泌される皮脂とよばれる脂質成分のトリグリセリド,ワックスエステル,スクワレンが鱗屑にしみこんで,脂っぽいふけになる。…

※「鱗屑」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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