毛立つ(読み)けだつ

精選版 日本国語大辞典 「毛立つ」の意味・読み・例文・類語

け‐だ・つ【毛立】

  1. 〘 自動詞 タ行五(四) 〙
  2. 毛髪などがさかだつ。多く、恐怖で緊張したり、また興奮したりするのをたとえていう。
    1. [初出の実例]「白熊〈略〉細っそりと濡れた姿態は仇っぽく、それがふっくり真白く毛立った所は」(出典:密猟者(1939)〈寒川光太郎〉四)
  3. 紙や布などがすれて細い毛がたつ。けばだつ。
    1. [初出の実例]「渋汁は、〈略〉紙にひく時は、紙をけだたしめず」(出典:尋常小学読本(1887)〈文部省〉五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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