氏子札(読み)ウジコフダ

デジタル大辞泉 「氏子札」の意味・読み・例文・類語

うじこ‐ふだ〔うぢこ‐〕【氏子札】

生後30日ころの宮参りの際、氏神社赤子に、氏子しるしとして与える札。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「氏子札」の意味・読み・例文・類語

うじこ‐ふだうぢこ‥【氏子札】

  1. 〘 名詞 〙 生後三〇日目頃、または七歳の宮参りの時、赤子が氏子になったしるしに神主からもらう木の札。特に、明治四年(一八七一)の大小神社氏子取調制度により、出生児の宮参りの時に、神社が発行した守り札。氏子守札。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の氏子札の言及

【氏子入り】より

…〈七つまでは神のうち〉といって,7歳の祝いは幼年期が終わり社会生活に入る関門として重視され,このときに氏子入りをして宮座帳に登録された。明治初期には7歳になると神主が氏子札を出す制度もあった。【大藤 ゆき】。…

※「氏子札」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android