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神主 カンヌシ

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デジタル大辞泉の解説

かん‐ぬし【神主】

神社に奉仕して、神事に従うことを業としている人。神官。神職。また、その長。

しん‐しゅ【神主】

《古くは「じんしゅ」とも》
もののたましい。
儒教の葬礼で、死者の官位・姓名を書く霊牌。仏教の位牌にあたる。
かんぬし」に同じ。
「仮令(たとへば)、―、祝部(はふり)の名には」〈色道大鏡・一一〉

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百科事典マイペディアの解説

神主【かんぬし】

現在では神職をさす一般的呼称。《古事記》にみえているが,元来は神に仕える集団の総意を神に伝え,また神意を伝達し,祭祀を主宰するもので,氏族の長がこれに当たったと考えられる。

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世界大百科事典 第2版の解説

かんぬし【神主】

一般に神社で神事に仕える人をいう。神官,神職とも同義に使われることもある。初見は,崇神天皇のときに大物主(おおものぬし)命がたたり疫病蔓延したおり,神孫の意富多多泥古(おおたたねこ)を神主としてまつらしめたところ,天下の平安を得たという(《古事記》)。つまり,上代においては,神主となる条件として血縁関係が重要とされたことを物語る。《延喜式》に収載する祝詞には,〈集侍(うごな)はれる神主・祝部(はふりべ)等諸聞食(きこしめ)せと宣る〉と見え,上級の神官をさしたものと思われる。

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大辞林 第三版の解説

かんぬし【神主】

神社に仕えて神をまつる人。また、その長。神官。
〔僧の用いる隠語。禰宜ねぎと音が通ずるところから〕 葱ねぎ

しんしゅ【神主】

儒教で、死者の官位・姓名を記して祠堂しどうに安置する霊牌れいはい
かんぬし。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

神主
かんぬし

もとは神事をつかさどる者、あるいは神を祀(まつ)る聖なる者の意である。現在は神職と同義に用いられる。『古事記』崇神(すじん)天皇の条に「意富多多泥古命(おほたたねこのみこと)を以(も)ちて神主と為(し)て、御諸(みもろ)山に意富美和之大神(おほみわのおほかみ)の前(みまえ)を拝(いつ)き祭りたまひき」とあり、また『日本書紀』には神功(じんぐう)皇后自らが斎宮に入って神主となり、託宣を行ったことがみえる。上古には祭政一致であったため氏上(うじのかみ)が氏人を率いて奉祀(ほうし)したり、また国造(くにのみやつこ)、県主(あがたぬし)などの地方長官が司祭者として祭祀を行った。各地の神社のなかには、大(おお)神主、総神主、権(ごん)神主などとよばれるものもあり、また神職としては宮司(ぐうじ)、神主、禰宜(ねぎ)、祝(はふり)、巫(かんなぎ)などがあった。宮司は主として神社全般の事務管掌責任者であるが、神主はもっぱら祭祀のことに奉仕する最上位の職であった。近世以後はこれらの神職を総称して俗に神主とよぶようになった。また民間では、宮座を構成する人々のなかから1年交代で神主を務める当屋(とうや)神主、一年神主、年番(ねんばん)神主の制が近代まで広く行われた。選ばれた者は1年間は精進潔斎し、村人全体の代表者として神に奉仕する一方、村人に対しては神の象徴として臨み、氏神の祭祀にあたった。[森安 仁]

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世界大百科事典内の神主の言及

【一年神主】より

…年番神主,頭屋(とうや)神主ともいい,宮座の中で1年交代で神事の主宰に当たる者のこと。神主というと,今日ではとかく専業の神職を意味するようになっているが,本来は祭り主,斎(いわ)い主の意であるから,宮座のように祭祀集団を構成し,1年交代で神事を主宰するというのは祭りの古態なのである。…

【諸社禰宜神主法度】より

…本法度は5ヵ条からなっている。第1条は〈諸社の禰宜,神主などはもっぱら神祇道を学び,神体を崇敬し,神事祭礼をつとめること〉,第2条は〈社家が位階を受ける場合,朝廷に執奏する公家(寺社伝奏)が前々よりある場合は,これまでどおりとする〉,第3条は〈無位の社人は白張を着すように。白張以外の装束(狩衣など)を着けるときは吉田家の許状を受けること〉,第4条は〈神領はいっさい売買しても質に入れてもいけない〉,第5条は〈神社は小破のときに修理を加えて維持につとめ,掃除を怠らないように〉という内容であった。…

【位牌】より

…一般に葬式の際に白木に墨書した二つの仮位牌を作り,一つは墓地へ,他は家の仏棚に安置し,忌明けの四十九日ないし一~三年忌のときに漆塗や金箔塗の本位牌に換える。仏教の位牌は儒教の神主(しんしゆ)や神道の霊代(みたましろ)に相当する。日本には禅僧が中国より伝えたものとみられるが,それ以前は民俗的なイハイギや南島に今日もみられる香炉(壺)などであったと考えられる。…

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