民主南アフリカ共和国会議(読み)みんしゅみなみアフリカきょうわこくかいぎ(英語表記)Convention for a Democratic South Afrika; CODESA

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

民主南アフリカ共和国会議
みんしゅみなみアフリカきょうわこくかいぎ
Convention for a Democratic South Afrika; CODESA

アパルトヘイト撤廃後の南アフリカ共和国における新憲法制定と全人種参加政府の樹立を審議するための会議。 1991年 12月の第1回会議には 19団体が参加したが,パン・アフリカニスト会議 PAC,保守党 CPなどは参加を拒否した。第2回会議は 1992年5月に開かれたが,6月のボイパトン事件 (黒人虐殺事件) により交渉は中断された。その後民主化交渉は複数政党会議として 1993年4月に再開され,アフリカ民族会議 ANCインカタ自由党 IFPなど 26団体が参加,7月の会議では,南ア共和国初の全人種参加の選挙日程を 1994年4月 27日と決定した。 1993年 12月,白人政権と共同で国政に参加する暫定執行評議会 TECが発足し,全人種が初めて国政に参加することになった。一方で,1993年7月以降,IFP,CPは民主化交渉をボイコットし自由連合 FAを結成したが,IFPは 1994年4月の総選挙には参加した。

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