民変・奴変(読み)みんぺん・ぬへん

旺文社世界史事典 三訂版 「民変・奴変」の解説

民変・奴変
みんぺん・ぬへん

明末〜清初期における暴動の総称
江南をはじめ,各都市の経済的進展に伴って台頭した手工業労働者(織傭)などが,明末の宦官 (かんがん) の苛酷な収奪に示した激しい抵抗を民変という。奴変は売身契約書を廃棄し,身分回復を目的とした家内奴隷の反乱で,江南を中心に山東・福建方面に多い。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

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