ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「気球競技」の意味・わかりやすい解説 気球競技ききゅうきょうぎballooning 熱気球を用いて空中を飛翔し,滞空時間や高度,距離,着陸地点の正確さなどを競う航空スポーツ。優雅な飛行が楽しめ,第2次世界大戦後に気球自体の性能の向上もあり欧米などで人気を集め普及した。国際航空連盟 FAIが世界選手権大会を開催している。日本では 1969年の『イカロス5号』の飛行を機に愛好者が増え,1973年に日本熱気球連盟 (1975年日本気球連盟に改組) が設立された。その後,各地でさまざまな気球大会が行なわれ,1989年,1997年,2006年には世界選手権大会も開かれた。競技には通常,3~4人乗りの気球を使用し,高さによって異なる風向をつかまえて移動。先行する気球を多数の気球で追いかけて着陸地点の正確さを競う「ヘア・アンド・ハウンド」 (ウサギ狩り) ,方向転換の角度の鋭さを競う「エルボー」,自分で宣言した着陸地点を目指す「デクレアドゴール」などの種目がある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by