デジタル大辞泉
「熱気球」の意味・読み・例文・類語
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ねつ‐ききゅう‥キキウ【熱気球】
- 〘 名詞 〙 風船状の物体の中に熱した空気を吹き込むことにより浮揚する気球。世界最初の飛行は一七八三年フランスで行なわれた。
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熱気球【ねつききゅう】
プロパンガスの燃焼装置をもち,高度調節や長距離飛行が可能な気球。英語ではhot-air-balloon。熱した空気を容器に入れて飛ばすことは古くから行われていたが,1783年パリのモンゴルフィエ兄弟によって人類最初の熱気球による浮揚飛行が達成された。スポーツとしては20世紀初頭より行われ,1950年代末から広く市販され,水素気球に代わってスポーツ気球の主流を占めるようになった。国際航空連盟(FAI)では容積によってAX-1からAX-10まで分類しており,競技には,標的気球を追って飛行,着陸するもの,設定された着陸地点にできるだけ近く着陸するもの,決められた時間内に最も遠くまで飛行するものなどがある。普通自重200kg,3〜4人乗りで高度3kmぐらいまで浮揚する。1973年,日本気球連盟設立。1984年から統一ルールによる熱気球日本選手権大会を開催。世界選手権大会は2年に1度開催。
→関連項目航空
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熱気球
ねつききゅう
hot-air balloon
静浮力を得るための気体として,熱した大気を利用する気球。 1783年フランスのモンゴルフィエ兄弟が巨大な袋の下で焚き火を焚いて最初に成功した。これが人類初の飛行となったが,水素ガス気球やヘリウムガス気球の普及で,まもなくすたれた。しかし近年再びレジャーやスポーツ用に見直され,世界各地で飛んでいる。スポーツ用の熱気球はプロパンガスを燃料としてバーナで燃焼させ,熱い空気を下からキャノピーに送って静浮力を得る。降下はキャノピー上部のバルブを開いて熱空気を外に放出する。こうした熱気球は上昇,降下の操縦性に優れ,上空の風の流れが高度によって異なっていることを利用して目的地への飛行が可能であり,競技会なども盛んである。 (→気球競技 )
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世界大百科事典(旧版)内の熱気球の言及
【気球】より
…軽気球ということもあり,また風に自由に流されることから[風船]とも呼ばれる。空気より軽い水素ガスやヘリウムガスを袋(気囊という)に詰めて浮かぶガス気球と,気囊内の空気をバーナーなどで熱して軽くして浮かぶ熱気球hot‐air‐balloonがある。流体中(気球の場合は空気)では,物体はその体積と同体積の流体の重さに等しい浮力を受ける。…
※「熱気球」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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