気砲(読み)キホウ

デジタル大辞泉 「気砲」の意味・読み・例文・類語

き‐ほう〔‐ハウ〕【気砲】

文政年間(1818~1830)に国友藤兵衛が製作した空気銃ポンプ空気圧縮貯蔵し、弾丸を連続して発射することができた。

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精選版 日本国語大辞典 「気砲」の意味・読み・例文・類語

き‐ほう‥ハウ【気砲】

  1. 〘 名詞 〙 圧縮空気の力で弾丸を発射する装置の砲。空気銃。〔随筆・百戯述略(1878頃)〕

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世界大百科事典(旧版)内の気砲の言及

【空気銃】より

…空気銃はドイツ,オーストリアなどでは15世紀ごろに各地で製作され,軍用にはナポレオン軍に対したオーストリア軍が使用した記録がある。日本へはオランダから徳川将軍家に1640年(寛永17)ころ献上されたのが始めてのものと思われ,1818年(文政1)近江の鉄砲鍛冶国友藤兵衛が,この銃をもとに独自のものを考案し,〈気砲〉と名づけている。それらはいずれも外部ポンプを使用する方式であった。…

※「気砲」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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