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圧縮空気 あっしゅくくうきcompressed air

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

圧縮空気
あっしゅくくうき
compressed air

圧搾空気ともいう。加圧してその体積を縮小した空気。高圧から低圧になるときに出すエネルギーを利用して工業的に広く使われる。たとえば削岩機,空気ハンマ,リベット打ち,穿孔機空気制動機,電車の自動扉,内燃機関の始動用,エンジンの燃料噴射用,溶鉱炉ガスタービン中の支燃用,エアレーションによる水質浄化などに使われる。また郵便物,書籍,セメント微粉炭穀粒などを移動するための気送法,建物,坑道の換気,潜水服内に送る呼吸用,橋桁,トンネルの建設,潜水作業など,外部圧力に抗する加圧用にも使われる。

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デジタル大辞泉の解説

あっしゅく‐くうき【圧縮空気】

圧力を加えて圧縮した空気。空気ブレーキ、塗料吹きつけ器、扉の自動開閉装置などに利用。圧搾空気

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百科事典マイペディアの解説

圧縮空気【あっしゅくくうき】

機械力により圧縮された高圧空気の総称。各種動力源に使用される。工場,建設現場,鉱山などでは,1〜7kgf/cm2の圧縮空気がグラインダー,ドリル,ドライバー,リベッターハンマー,換気ファン,ホイストなどの駆動に用いられる。

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世界大百科事典 第2版の解説

あっしゅくくうき【圧縮空気 compressed air】

圧縮機などにより圧力を加えて体積を縮小させ高圧にした空気。酸素補給用,物質輸送用,空気分離用,化学工業用など日常多方面に利用されている。圧縮空気は,圧力エネルギーとして大きな潜在エネルギーを保有しているので,この空気が膨張し,熱降下が起きるとき,外部にエネルギーを放出し,仕事を行うことができる。このように圧縮空気のもつエネルギーを有効な仕事に変換する機械は圧縮空気機械圧縮空気機関と呼ばれ,安全性に優れ,取扱いが容易であり,とくに火気を避けなければならない環境下では,動力発生用原動機として重用される。

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大辞林 第三版の解説

あっしゅくくうき【圧縮空気】

高圧を加えて圧縮した空気。再び膨張する時の力をエア-ブレーキ・エア-ハンマーやドアの自動開閉などに広く利用する。圧搾空気。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

圧縮空気
あっしゅくくうき

空気を押し縮めて圧力を高くしたもの。使用目的によってその圧力は異なるが、一般にエアコンプレッサー空気圧縮機)によって一定容積の容器の中に空気を目的圧力まで詰め込んでつくる。圧縮空気は、これを容器の口から大気中に放出したときに働く力を利用して、いろいろな仕事をさせることができる。電車のブレーキの操作、ドアの開閉には、1平方センチメートル当り5~7キログラムの圧縮空気が、鉄道トンネル、地下鉄トンネル内、あるいは鉱山の坑道などの換気のためには、1平方センチメートル当り0.1キログラム以下の圧縮空気が使われている。また、ガソリン内燃機関のかわりに、引火の危険性のない圧縮空気を用いた原動機も広く使われている。とくに爆発性ガスのある炭坑内や化学工場で、圧縮空気機関車、さく岩機、空気ハンマー空気ホイスト空気ドリルなどの形で使われる。そのほかアクアラングの呼吸用に、また燃焼バーナーの支燃性ガス用に使われる。[戸田源治郎]

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