気穢(読み)けぎたなし

精選版 日本国語大辞典 「気穢」の意味・読み・例文・類語

け‐ぎたな・し【気穢】

〘形ク〙 (「け」は接頭語) 心がきたない。けがらわしい。いやしい。
※栂尾明恵上人遺訓(1238)「仏法修行はけきたなき心在るまじきなり」
※延慶本平家(1309‐10)一末「夷三郎を尊重してこりをかき歩を運けん事よと、親疎に申されん事、いとけきたなく覚候」

き‐むさ・い【気穢】

〘形口〙 きむさ・し 〘形ク〙 人の外見やあたりの様子などが、きたならしくて不快な感じである。むさい
信長公記(1598)一三「欲ふかく、気むさく」

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