気管えら(読み)きかんえら

日本大百科全書(ニッポニカ) 「気管えら」の意味・わかりやすい解説

気管えら
きかんえら

水生昆虫の幼虫や蛹(さなぎ)にみられる呼吸器官。表皮が糸状ないし葉状、嚢(のう)状に突出し、内部には気管小枝が分布し、その末端から表皮を通じて水中の酸素を取り込む。気管えらをもつ昆虫には気門はない。襀翅(せきし)類(カワゲラ)、蜉蝣(ふゆう)類(カゲロウ)、毛翅類(トビケラ)、脈翅類(ヘビトンボ)などの水生幼虫では、腹部付属肢が変形して気管えらとなっているものが多い。トンボ類のなかでは、イトトンボ科の幼虫の気管えらは尾端の肛上板(こうじょうばん)および肛側板よりなり、とくに尾鰓(びさい)とよばれる。また、トンボ科の幼虫(ヤゴ)では直腸内面が気管えらとなっており、直腸えらとよばれる。

[町田武生]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...

春隣の用語解説を読む