水にする(読み)ミズニスル

デジタル大辞泉 「水にする」の意味・読み・例文・類語

みずに◦する

むだにする。効果を失わせる。「金を―◦する」
水に流す。「一切を―◦する」
堕胎だたいする。
「腹の子を―◦した娼妓も」〈洒・粋好伝夢枕〉

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精選版 日本国語大辞典 「水にする」の意味・読み・例文・類語

みず【水】 に する

  1. むだにする。効果を失わせる。むなしくする。無にする。水になす。
    1. [初出の実例]「あとの勝利を水にせぬやうにさへあれば、末代まで名は残る者也」(出典:甲陽軍鑑(17C初)品五三)
  2. みず(水)に流す
    1. [初出の実例]「すっぱりと水にしてお前ッちに遣りやせう」(出典:滑稽本・酩酊気質(1806)上)
  3. 子をおろす。堕胎する。水になす。
    1. [初出の実例]「今までの事を中条水にする」(出典:雑俳・柳多留‐一九(1784))

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