水晶輪(読み)すいしょうりん

精選版 日本国語大辞典 「水晶輪」の意味・読み・例文・類語

すいしょう‐りんスイシャウ‥【水晶輪】

  1. 〘 名詞 〙 水晶でできた輪。水晶の輪宝。転じて、美しいこと。また、明らかで曇りのないこと、潔白なことのたとえ。
    1. [初出の実例]「南閻浮提に湖あり。其中に金輪際より生ひ出たるすいしゃうりんの島あり」(出典:中院本平家(13C前)七)
    2. 「いさぎよき事、水晶輪(リン)のごとし」(出典浮世草子・男色十寸鏡(1687)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android