水溶性リン酸(読み)すいようせいりんさん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「水溶性リン酸」の意味・わかりやすい解説

水溶性リン酸
すいようせいりんさん

リン酸肥料中のリン酸成分が水に溶けるものをいう。ほかに、水には溶けないが酸やアルカリにだけ溶けるものがあり、これは可溶性リン酸とよんで区別している。たとえば2%のクエン酸溶液に可溶のリン酸成分はク溶性リン酸という。水に対する溶けやすさは植物のリン酸吸収の難易と直接関係しており、水溶性リン酸は速効性で、農作物の初期生育を大きく支えている。リン安リン酸アンモニウム)、過リン酸石灰などは水溶性リン酸からなる代表的なリン酸肥料である。

[小山雄生]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

長嶋茂雄の用語解説を読む