日本歴史地名大系 「水田刀鍛冶工房跡」の解説 水田刀鍛冶工房跡みずたかたなかじこうぼうあと 岡山県:上房郡北房町井尾村水田刀鍛冶工房跡[現在地名]北房町上水田井尾(いのお)(野)城跡のすぐ北方にある。戦国後期から江戸後期まで続いた大月氏の刀鍛冶工房跡。水田鍛冶大月興五郎国重及其系譜(倉敷市史)によれば、大月氏は伊予河野氏の流れで、備中青江(あおえ)(現倉敷市)に住んで「備中住為次」の刀剣銘を用いた河野八郎五郎為次の子孫。初代は「備中呰部住国重」の銘をもつ大月又七郎で、毛利輝元に召出され永禄一一年(一五六八)の知行高一五〇石、あるいは一二〇石といわれ、その子左兵衛も呰部(あざい)で活動した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by