水田南陽(読み)ミズタ ナンヨウ

20世紀日本人名事典 「水田南陽」の解説

水田 南陽
ミズタ ナンヨウ

明治期の小説家,新聞記者,翻訳家



生年
明治2年1月(1869年)

没年
(没年不詳)

出生地
淡路国薦江(兵庫県)

本名
水田 栄雄

別名
別名=水田 南陽外史(ミズタ ナンヨウガイシ)

学歴〔年〕
立教大学卒

経歴
明治24年ごろ中央新聞に入り、同紙にガボリオの「オルシヴァルの犯罪」を「大探偵」と題して訳出したのをはじめ、「夢中の玉」「珊瑚の徽章」などを次々発表。29〜32年渡欧し、英国滞在中にコナン・ドイルを知る。帰国後、「不思議の探偵」の総題目で「シャーロック・ホームズの冒険」を翻訳、日本のホームズ紹介の先駆となった。33年「大英国漫遊実記」を博文館から刊行。43年編集総長で退社、実業界に入った。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android