徽章(読み)きしょう

精選版 日本国語大辞典 「徽章」の意味・読み・例文・類語

き‐しょう‥シャウ【徽章・記章】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「徽」は旗じるし、「章」は模様の意 )
  2. きしょう(旗章)戦国策‐斉策〕
  3. 身分職業資格所属などをあらわすために、帽子衣服などにつけるしるし。
    1. [初出の実例]「軍人のみ徽章ありて、軍属は一般無徽章」(出典:朝野新聞‐明治一五年(1882)一月一〇日)
    2. 「何がし学校の記章打ったる帽子」(出典:火の柱(1904)〈木下尚江〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の徽章の言及

【記章】より

…現代社会での記章はその意味で,潜在化したトーテムとなったのである。なお,徽章とも書くが,徽は旗じるしの意。また,金属製のものをメダル,布製のものをリボン,胸ポケットなどに縫いつけるものをワッペン(ドイツ語で紋章の意)などと一般に呼びならわしているが,英語のバッジbadgeはこのいずれをもさす。…

※「徽章」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android