最新 地学事典 「水系網」の解説
すいけいもう
水系網
drainage network
流域やある区域において,河川あるいは水路が互いに連結してつくるシステムのこと。排水網・水路網とも。定性的記述法では,模式化された水(河)系模様を基準に対象がタイプ分けされる。これらは地質構造,岩石の分布,地表面の原形と傾斜,地形発達の歴史などを反映。定量的には,水路の分岐に着目し,水路と流域を次数区分し,次数に対する水路の数,その長さ,流域面積などの関係を式で表し,水系網の構造的特徴を記述する方法がある。単位面積当りの水路の長さは,水系密度,排水密度,谷密度などと呼ばれ,流域やある区域内の水系網の発達状況を示す。
執筆者:徳永 英二
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

