氷礫岩(読み)ひょうれきがん(その他表記)tillite

岩石学辞典 「氷礫岩」の解説

氷礫岩

氷礫石(till)が岩石状になったもので,更新世Pleistocene)に先立つ氷河期に形成された,固結した礫状の粘土[Penck : 1906, Flint : 1971].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の氷礫岩の言及

【レキ岩(礫岩)】より

…レキ種が1種のときは単成(単元)レキ岩,2種以上のときは複成(多元)レキ岩という。特種なレキ岩としては不整合面上にのるものを基底レキ岩,氷河擦痕をもつレキを含むものを氷レキ岩という。レキ岩は含まれるレキの径によって巨レキ(256mm以上)レキ岩,大レキ(256~64mm)レキ岩,中レキ(64~4mm)レキ岩,細レキ(4~2mm)レキ岩に識別される。…

※「氷礫岩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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