氷河期(読み)ヒョウガキ(その他表記)ice age

翻訳|ice age

関連語 しんせい 名詞

山川 世界史小辞典 改訂新版 「氷河期」の解説

氷河期(ひょうがき)
ice age

地球の軌道要素(公転軌道の離心率,地軸の傾斜角度,歳差運動)の変化によって気候上に寒暖反復が激しくなった約250万年前頃以後,寒冷期には北半球氷床が発達し,暖かくなるにともなってそれが後退するという,氷期と間氷期が繰り返されてきた。この進展更新世(こうしんせい)において,特に100万年前頃以後に激しくなった。伝統的には四大氷期が認識され,アルプス方面では,ギュンツ期,ミンデル期,リス期,ヴュルム期に分けられていたが,現在では海底堆積物の酸素同位体比の変遷にもとづき,100万年前以後,十数回の激しい寒暖の繰り返しがあったと考えられている。氷河期においては,乾燥した極北的気候が今日の温帯域まで及び,高緯度地域ではツンドラ,ステップが発達,黄土堆積海水の減少による海岸線の低下,間氷期においては河岸海岸段丘の形成などが進行した。ホモ属の進化はそうした時代のなかで進んだ。

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旺文社世界史事典 三訂版 「氷河期」の解説

氷河期
ひょうがき
the Ice Age

新生代第四紀更新世に北半球で氷河が拡大した時期
4回の氷河期があり,その間に温暖な間氷 (かんぴよう) 期があった。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「氷河期」の意味・わかりやすい解説

氷河期
ひょうがき

氷期」のページをご覧ください。

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