求核剤(読み)キュウカクザイ

デジタル大辞泉 「求核剤」の意味・読み・例文・類語

きゅうかく‐ざい〔キウカク‐〕【求核剤】

電子授受を伴う化学反応で、相手化学種に電子を与える、または共有させる化学種。反応する相手の電子密度の低い部分を攻撃する。求核試薬親核剤親核試薬。陰性試薬。求核種。→求電子剤

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の求核剤の言及

【有機化学反応】より

…反応(4)においては,ベンゼンが基質,硝酸が試薬となる。イオン反応において基質に電子を与えることのできる試薬を求核試薬nucleophilic reagent(求核剤nucleophileともいう)という。求核試薬は電子対を基質に与えることができる。…

※「求核剤」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android