汎トゥラン主義(読み)はんトゥランしゅぎ(その他表記)Pan-Turanianism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「汎トゥラン主義」の意味・わかりやすい解説

汎トゥラン主義
はんトゥランしゅぎ
Pan-Turanianism

19世紀末以後,汎スラブ主義に対抗してトルコ,タタール系諸民族を統合しようとする超国家主義的な民族運動の一形態。初めはハンガリーのマジャール人によってこうした考えが打出されていたが,1878年以後,クリミアのトルコ人 I.ガスプリンスキー (1841~1914) ,Y.アクチュラ (1876~1937) らにより政治運動として展開され,オスマン帝国がこれを支援。トルコ共和国が成立すると,この思想は影響力を失ったが,今日でもトルコ,ドイツ,パキスタンなどに住む旧ソ連からの移住トルコ人の間には根強く支持されている。

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