日本歴史地名大系 「江井嶋」の解説 江井嶋えいがしま 兵庫県:明石市江井嶋播磨灘に面した海岸部、江戸時代の東・西の江井村、東嶋(ひがしじま)村・西嶋村一帯を称した地名。治暦二年(一〇六六)因幡国在庁官人船木範保(魚住景宗の祖)が住吉太神宮下司職に補任され、魚住(うおずみ)庄「江井」など三邑を賜ったという(幻雲文集)。延慶四年(一三一一)一月より住吉領を号する江井崎船は奈良東大寺領兵庫関の関税をまったく支払わなくなった(応長元年八月日「僧如道申状案」東大寺文書)。貞和三年(一三四七)六月二四日広峯(ひろみね)社(現姫路市)の社家刑部守延は「エイカ嶋」などにあった檀那などを息女に譲与した(「刑部守延譲状」広峯文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報