江戸の三富

山川 日本史小辞典 改訂新版 「江戸の三富」の解説

江戸の三富
えどのさんとみ

三富とも。近世後期に江戸の谷中感応寺,湯島天神社,目黒不動滝泉寺で開催された富籤(とみくじ)。いずれも富籤を主催したのではなく,他の寺社の富籤に抽籤(富突)会場として場所を提供した。当時江戸では30以上の寺社を会場に,1年間で120回の富籤を開催しており,最高賞金額・当籤率・立地条件などにより,この3会場が人気が高く人出も多かった。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android