江戸村(読み)えどむら

日本歴史地名大系 「江戸村」の解説

江戸村
えどむら

[現在地名]大刀洗町富多とみた北野きたの町富多

筑後川支流の小石原こいしわら川下流右岸に位置し、北は下川げかわ村に接する。永享五年(一四三三)から寛正五年(一四六四)の間と考えられる八月一七日の城重政書状(五条家文書/史料纂集)によれば、三井郡河北のうち「江戸」四二町、「原元」(有本か)二一町一反などが菊池氏から五条良邦とみられる人物に給与されている。永正五年(一五〇八)大友義長により江戸二〇町や「ヤウシ丸 三町」など六ヵ所が五条氏に(同年一一月三日「五条氏知行分坪付」五条家文書/史料纂集)、同六年には江戸四二町などが草野興秀に宛行われている(同年正月二四日「草野興秀知行目録」草野文書/久留米市史7 資料編古代・中世)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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