江田浦(読み)えだうら

日本歴史地名大系 「江田浦」の解説

江田浦
えだうら

[現在地名]串本町江田

田並たなみ浦の西にあり、西は田子たこ浦。山丘多く、平地は小河川の流域にわずかばかりある。当浦の港は小入江状の奥にあり環境が良好で郷倉・大庄屋が置かれた。海辺沿いに熊野街道大辺路が通る。慶長検地高目録には江田村と記され、村高一五七石余、小物成二升五合。「続風土記」によると家数三五、人数一七七。江田組に属した。慶長一六年(一六一一)の加太浦より錦浦迄加子米究帳(栗本家蔵)によると加子役数一三人、代納升高一五・六石、先高一一石。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 田子 タコ 網漁

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む