江田浦(読み)えだうら

日本歴史地名大系 「江田浦」の解説

江田浦
えだうら

[現在地名]串本町江田

田並たなみ浦の西にあり、西は田子たこ浦。山丘多く、平地は小河川の流域にわずかばかりある。当浦の港は小入江状の奥にあり環境が良好で郷倉・大庄屋が置かれた。海辺沿いに熊野街道大辺路が通る。慶長検地高目録には江田村と記され、村高一五七石余、小物成二升五合。「続風土記」によると家数三五、人数一七七。江田組に属した。慶長一六年(一六一一)の加太浦より錦浦迄加子米究帳(栗本家蔵)によると加子役数一三人、代納升高一五・六石、先高一一石。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android