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串本町 くしもと

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

串本〔町〕
くしもと

和歌山県最南端の町。1897年町制。1955年潮岬村,有田村,田並村,和深村の 4村と合体。1958年大島村を編入。2005年古座町と合体。長さ約 900mの砂州で,紀伊半島と結ばれた陸繋島である隆起海食台地の潮岬が太平洋に突出。中心集落の串本は砂州上に位置し,東方約 2kmに,くしもと大橋で連絡する大島がある。串本港は古くから熊野灘捕鯨の根拠地の一つで,第2次世界大戦前はオーストラリア方面のアラフラ海でのシロチョウガイ採取にもここから出漁した。近年はカツオ,マグロの遠洋漁業基地,避難港として重要。養殖漁業,水産加工も行なわれる。潮岬,大島,九竜島,橋杭岩(国の名勝・天然記念物)を中心とする海岸一帯は吉野熊野国立公園に属する景勝地。1970年海中公園の施設も整った(→串本海域公園地区)。串本に円山応挙長沢蘆雪の墨画で有名な無量寺,大島に 1890年のトルコ軍艦の遭難慰霊碑とその資料館,京都大学紀伊大島実験所などがある。国の重要無形民俗文化財の河内神社の例祭,河内祭(御舟祭)の御舟行事や民謡串本節も有名。JR紀勢本線,国道42号線,371号線が通じる。面積 135.67km2(境界未定)。人口 1万6558(2015)。

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