酌み量る(読み)クミハカル

デジタル大辞泉 「酌み量る」の意味・読み・例文・類語

くみ‐はか・る【酌み量る/×汲み量る】

[動ラ四]相手の心の中を推し量る。斟酌しんしゃくする。
「深うも―・り給はぬなめりかし」〈鈴虫

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「酌み量る」の意味・読み・例文・類語

くみ‐はか・る【汲量・酌量】

  1. 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 心中を推量する。斟酌(しんしゃく)する。
    1. [初出の実例]「聞え給を、深うもくみはかり給はぬなめりかしと、つらう思ひ聞え給ふ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)鈴虫)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

放射冷却

地表面や大気層が熱を放射して冷却する現象。赤外放射による冷却。大気や地球の絶対温度は約 200~300Kの範囲内にあり,波長 3~100μm,最大強度の波長 10μmの放射線を出して冷却する。赤外放射...

放射冷却の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android