普及版 字通 「沂」の読み・字形・画数・意味
沂
7画
[字訓] ほとり
[説文解字]
[字形] 形声
声符は斤(きん)。〔説文〕十一上に水名とする。〔論語、先進〕に「沂に浴す」とみえる魯の川である。圻・垠に通じ、ほとりの意に用いる。
[訓義]
1. 川の名。
2. ほとり、ふち、きし。
3. 横吹楽器の名、ふえ。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕沂 ホトリ・ミヅノイヅル
[語系]
沂・圻・垠nginは同声。また、岸ngan、巖(巌)ngeam、ngakも声義近く、みな崖岸の意があり、水涯を沂という。
[熟語]
沂鄂▶・沂垠▶
[下接語]
河沂・海沂・江沂・清沂・前沂・浴沂・臨沂
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報