沈水海岸線(読み)ちんすいかいがんせん

最新 地学事典 「沈水海岸線」の解説

ちんすいかいがんせん
沈水海岸線

shoreline of submergence

海面の上昇または地盤沈降により形成された海岸線。河川に開析された陸地沈水で形成されるリアス海岸線(rias shoreline)と,氷河地域の沈水によるフィヨルド海岸線(fjord shoreline)に大別される。リアス海岸線は,沈水した陸地の起伏などによって湾入の性質が異なるので,有湾低地海岸線(embayed plain shoreline),有湾山地海岸線(embayed mountain shoreline),有湾火山海岸線(embayed volcano shoreline)に分けられる。なおフィヨルド海岸線を沈水の証拠とするのは疑問で,氷の後退のみによっても説明できるともいう(C.A.M.King, 1959)。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 豊島

世界大百科事典(旧版)内の沈水海岸線の言及

【海岸線】より

…海岸線の水平的移動による海域の平面的な拡大を海進,陸域の平面的な拡大を海退とよぶ。また陸地の海面に対する相対的な上昇を離水,下降を沈水といい,それぞれにより生じた海岸線を離水海岸線,沈水海岸線という。前者は陸地の隆起または海面そのものの低下によって,後者は陸地の沈降または海面そのものの上昇によっておこる。…

※「沈水海岸線」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

《モスクワに遠征したナポレオンが、冬の寒さと雪が原因で敗れたところから》冬の厳しい寒さをいう語。また、寒くて厳しい冬のこと。「冬将軍の訪れ」《季 冬》...

冬将軍の用語解説を読む