沖縄独立論

共同通信ニュース用語解説 「沖縄独立論」の解説

沖縄独立論

国家として沖縄の独立を目指す運動論琉球政府は1879年、明治政府による琉球処分で日本に併合されて沖縄県となり、これに反発する「琉球独立運動」が起きた。戦後米国から日本へ返還される1972年前後、「本土並み復帰」が果たされないとして、独立論は「反復帰論」という形で盛り上がりをみせた。95年には米兵少女暴行事件をきっかけに、米軍基地問題に解決策を打ち出せない日本政府への不満が高まった。独立論は沖縄県内だけでなく、本土のメディアでも取り上げられた。一方で、独立は現実的ではないとして「居酒屋談議の域を出ない」との否定的な見方もあった。

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