仲宗根源和(読み)なかそね げんわ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「仲宗根源和」の解説

仲宗根源和 なかそね-げんわ

1895-1978 大正-昭和時代の政治家
明治28年10月6日生まれ。東京堺利彦(さかい-としひこ)らと共産主義運動にたずさわり,大正12年第1次共産党事件で検挙,投獄される。昭和17年沖縄県会議員。22年沖縄民主同盟を結成し,琉球(りゅうきゅう)独立を主張した。昭和53年10月18日死去。83歳。沖縄県出身。沖縄師範卒。著作に「沖縄から琉球へ」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の仲宗根源和の言及

【暁民共産党事件】より

…11月首都の陸軍特別大演習中,民家に分宿している兵士あてに〈軍人諸君に〉〈上官に叛け〉などという反戦ビラを送ったり,全国主要都市でマッチ箱ぐらいの大きさのポスター(伝単)を街の電柱や便所の壁などにはりつけるや(モスクワにも届き,極東民族大会文書集に掲載),いっせいに検挙された。近藤らが1921年8月20日ごろ,無産社の仲宗根源和らも加えて〈暁民共産党〉を結成したという誤認に基づき,治安警察法の秘密結社罪が近藤,高津,高瀬,仲宗根ら8名に適用された。また,出版法の朝憲紊乱(びんらん)罪は赤瀾会の堺真柄,仲宗根貞代らのほか,《労働運動》同人寺田鼎にも及ぼされた。…

※「仲宗根源和」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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