沖繋り(読み)おきがかり

精選版 日本国語大辞典 「沖繋り」の意味・読み・例文・類語

おき‐がかり【沖懸・沖繋】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 沖合に停泊すること。港や浜が浅かったりして船が着岸できないときなどに行なう。
    1. [初出の実例]「一沖がかりの大せんに通路をもとめ、波をくぐり、みなそこをぬけ、舟へ近付」(出典:浄瑠璃・博多小女郎波枕(1718)下)
  3. 航海中悪天候、または無風のため、沖合で碇(いかり)を下ろして仮泊すること。
    1. [初出の実例]「翌廿日辰巳大風にて地山見失ひ、無拠沖懸致」(出典:通航一覧続輯(1856頃)一五〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android