近付(読み)ちかづき

精選版 日本国語大辞典 「近付」の意味・読み・例文・類語

ちか‐づき【近付】

  1. 〘 名詞 〙 ( 距離的に近くなるところから ) 知りあうこと。親しくなること。また、その人。しりあい。知人。また、「おちかづきのしるしに」「おちかづきのために」などの形で、今後親しくおねがいしますという意の挨拶(あいさつ)としても用いる。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「まへかたよりちかづきか」(出典:咄本・鹿の巻筆(1686)三)
    2. 「お知己(チカヅキ)のウしるしに一献さし上てへげにござる」(出典西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉初)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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