沢村いき雄(読み)サワムラ イキオ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「沢村いき雄」の解説

沢村 いき雄
サワムラ イキオ


職業
俳優

本名
岡部 静雄

生年月日
明治38年 9月4日

出身地
栃木県

経歴
沢村宗十郎に入門し、大正10年沢村い紀雄の名で初舞台を踏む。昭和6年前進座創立に参加、8年ムーラン・ルージュに入り幹部俳優となる。以後喜劇畑を歩み、11年劇作家阿木翁助らと新喜劇座を旗揚げし、14年新興キネマ演芸部に移る。戦後の22年ムーラン・ルージュ再開に参加、さらに帝劇ミュージカルに出演。26年日米合作「ゲイシャガール」で映画に初出演し、29年東宝に入社。「落語長屋は花ざかり」「初笑い底抜け旅日記」などに出演し、いき雄と改名。アチャラカ物にとどまらず、黒沢明監督の「蜘蛛の巣城」「悪い奴ほどよく眠る」「用心棒」「赤ひげ」、市川崑の「東北の神武たち」、稲垣浩の「無法松の一生」などに個性派脇役として活躍した。

没年月日
昭和50年 9月20日 (1975年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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