油を注ぐ(読み)アブラヲソソグ

デジタル大辞泉 「油を注ぐ」の意味・読み・例文・類語

あぶらそそ・ぐ

《火に油を注げば火勢が強くなることから》感情行動などをさらに勢いづかせる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「油を注ぐ」の意味・読み・例文・類語

あぶら【油】 を 注(そそ)

  1. 火に油を注ぐと火勢がいっそう盛んになるように、人の感情や行動をさらにあおりたてる。
    1. [初出の実例]「自分は油を注がれないでもいい加減に興味をもってゐた所を油をそそがれて帰って来た」(出典:世間知らず(1912)〈武者小路実篤〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android