油糧種子(読み)ゆりょうしゅし(英語表記)oil seeds

改訂新版 世界大百科事典 「油糧種子」の意味・わかりやすい解説

油糧種子 (ゆりょうしゅし)
oil seeds

油脂を多く含み,油糧原料となる種子類の総称で,植物学的分類ではない。そのおもな種子としては,ナタネ(41%),ゴマ(50%),ダイズ(20%),ラッカセイ(44%),ベニバナ(25~37%),綿実(21%)などがある(かっこ内は平均油脂含量)。それらの脱脂かすは,良質のタンパク質含量が高いので,飼料として広く用いられるほか,植物性タンパク質食品の原料として,その加工法が研究開発され,市場化している。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

栄養・生化学辞典 「油糧種子」の解説

油糧種子

 油脂含量の多い種子で,油をとるもの.ダイズ,ゴマ,綿実,ラッカセイなど.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android