油苆(読み)アブラズサ

デジタル大辞泉 「油苆」の意味・読み・例文・類語

あぶら‐ずさ【油×苆】

漆喰しっくいに混ぜる、菜種油のしぼり袋の廃物をほぐして作ったすさ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 しっくい 名詞

精選版 日本国語大辞典 「油苆」の意味・読み・例文・類語

あぶら‐すさ【油苆】

  1. 〘 名詞 〙 菜種油を絞る時に用いた麻袋廃品を材に製した苆(すさ)油分を含むので防水効果をもつ。屋根、壁などの漆喰(しっくい)使用。〔日本建築辞彙(1906)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android