沼田多美(読み)ヌマタ タミ

20世紀日本人名事典 「沼田多美」の解説

沼田 多美
ヌマタ タミ

昭和期の社会事業家 千葉県母子福祉連合会会長



生年
明治20(1887)年3月17日

没年
昭和58(1983)年6月8日

出生地
茨城県

旧姓(旧名)

学歴〔年〕
茨城女子師範学校卒

主な受賞名〔年〕
社会教育功労章〔昭和34年〕,勲四等瑞宝章〔昭和41年〕,厚生大臣表彰〔昭和43年〕,千葉市名誉市民章〔昭和55年〕

経歴
明治43年に教育者沼田亀之助と結婚。昭和12年夫の千葉高等女学校校長就任に伴い、千葉市に移るが、20年に戦災で夫と死別した。戦後、千葉市文化婦人会・千葉県連合婦人会・千葉県未亡人会を結成し、その会長として婦人や母子世帯自立のために尽力。35年からは全国未亡人団体協議会理事・千葉県母子福祉連合会会長を務め、千葉市内に母子福祉会館を設立した。この間、昭和34年に文部大臣から社会教育功労章を受けたほか、41年勲四等瑞宝章、43年厚生大臣表彰、55年千葉市名誉市民章を受賞。千葉県知事を務めた沼田武は息子。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「沼田多美」の解説

沼田多美 ぬまた-たみ

1887-1983 昭和時代後期の社会事業家。
明治20年3月17日生まれ。昭和23年千葉県連合婦人会初代会長となる。母子世帯自立のためにつくし,援護機関である県母子福祉推進員常務委員協議会の会長をつとめた。昭和58年6月8日死去。96歳。茨城県出身。茨城女子師範卒。旧姓は林。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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