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法定相続人 ほうていそうぞくにん

知恵蔵の解説

法定相続人

民法は、相続人となる者(法定相続人)とその順位(相続順位)及び相続人間での権利の割合を法定相続分として定めている。(1)配偶者(夫または妻):一方が死亡した場合、常に相続人となる。内縁の妻や夫はここにいう配偶者ではない。相続分は、共同相続人によって変わる。共同相続人がいなければ遺産は全部配偶者のもの。(2)子:第1順位の相続人。男女の別、戸籍の異同、実子・養子を問わない。養子は、実父母についても養親についても相続人となる。胎児は相続開始の時に生まれたものとみなされ相続人となる。非嫡出子(婚外子)が結婚した夫婦の子(嫡出子)と共同相続する場合、非嫡出子の法定相続分は嫡出子の2分の1。この差別は違憲とした東京高裁の判例もあるが、1995年7月に最高裁はこれを合憲とした。法改正される可能性もある(民法改正案要綱)。配偶者と子が相続人の場合、法定相続分は配偶者2分の1、残り2分の1を子の数で均分。(3)直系尊属:子や孫等(直系卑属)がいなければ、父母や祖父母(直系尊属)が順番に相続人となる。被相続人の実父母と養父母が健在の場合、4人はいずれも相続人。配偶者と直系尊属(父母)が相続人の場合、法定相続分は、配偶者3分の2、残る3分の1を父母で均分。(4)兄弟姉妹:子や孫(直系卑属)、父母(直系尊属)もいない時は、兄弟姉妹が相続人となる。配偶者と兄弟姉妹が相続人の場合、法定相続分は配偶者4分の3、残り4分の1を兄弟姉妹で均分。

(吉岡寛 弁護士 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について | 情報

大辞林 第三版の解説

ほうていそうぞくにん【法定相続人】

民法で定められた相続人。配偶者と子など。

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