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相続人 そうぞくにん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

相続人
そうぞくにん

相続を受ける人。日本では,相続人は民法によってその範囲と順位が定められ,同順位の者が複数あるときはそのすべての者が相続人となる (→共同相続 ) 。相続人になりうるのは被相続人死亡のときに生存する (ただし胎児は生れたものとされる。民法 886) 配偶者と子および一定範囲のその他の血族である。
血族相続人の順位は次の順位による。 (1) 子 実子養子を区別せず非嫡出子 (→嫡出でない子 ) も含む。ただし非嫡出子が父の相続人となるためには認知を要する。 (2) 直系尊属 親等の近い者から順次遠い者へ順位が定められる。 (3) 兄弟姉妹 なお第1順位あるいは第3順位の者がすでに死亡している場合はその者の直系卑属が代りに相続人 (→代襲相続 ) となる。ただし,第3順位の場合は被相続人の甥または姪の1代に限る (887,889,890条) 。配偶者は,血族相続人と同順位で常に相続人となる。
被相続人を殺害した者などは欠格者となる (→相続欠格 ) ほか,被相続人に対し虐待を加えた者などは被相続人の意思に基づいて廃除されることがある (892条以下) 。また被相続人の遺言で包括的な遺贈を受ける人 (包括受遺者) は相続人と同一の地位に立つ (990条) が,形式的には相続人と異なる。したがって,日本では遺言による相続人の指定は認められていないといえる。相続人不存在の場合には,家庭裁判所の審判によって,被相続人と生計を同じくしていた者,療養看護に努めた者などの特別縁故者相続財産の全部または一部の分与が認められることがあり (958条の3) ,部分的にではあるが相続の認められない内縁の配偶者などに対する保護がはかられている。

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デジタル大辞泉の解説

そうぞく‐にん〔サウゾク‐〕【相続人】

先代に代わってそのあとを継ぐ人。
被相続人の財産上の地位を承継する人。

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デジタル大辞泉プラスの解説

相続人

保科昌彦による小説。2003年、第11回日本ホラー小説大賞にて長編賞受賞。応募時のタイトルは「怨讐の相続人」。

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大辞林 第三版の解説

そうぞくにん【相続人】

被相続人の死亡により、その財産を承継する者。 → 法定相続人

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世界大百科事典内の相続人の言及

【遺産】より

…また,相続財産は積極財産のみならず債務(消極財産)も含むのであるが,一般に遺産は債務を控除して残った相続財産の意味で使われることが多い。遺産すなわち相続財産は,ある人(被相続人)の死亡により法律で定められた共同相続人の共同所有となり(民法898条),その後共同相続人の話合いにより各相続人あるいは特定の相続人の個人財産となる。遺産に関してはその範囲と管理とが問題となる。…

【相続】より

…ある人(自然人)の財産法上の地位,つまり権利・義務の総体が,その者の死亡時に,法律および死亡者の最終の意思の効果として,特定の者によって承継されることを相続という。死亡した親の財産を子が取得するのは,死亡者の子が法律によってその相続人と定められているからである。また,死亡者の財産の一部が第三者に与えられることがあるのは,その者に当該財産(部分)を与えるという死亡者の最終の意思が遺言によって表明されているからである。…

※「相続人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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