波の便り(読み)ナミノタヨリ

デジタル大辞泉 「波の便り」の意味・読み・例文・類語

なみ‐の‐たより【波の便り】

打ち寄せる波が伝える便り。波の使い
「いにしへの跡をば告げよ浜千鳥昔にかへる―に」〈続拾遺・雑上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「波の便り」の意味・読み・例文・類語

なみ【波】 の 便(たよ)

  1. 波音が伝える便り、消息。波の使い。
    1. [初出の実例]「たちまさるなみのたよりによるみれば」(出典:大斎院前御集(11C前)上)

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