デジタル大辞泉
「使い」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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つかいつかひ【使・遣】
- 〘 名詞 〙 ( 動詞「つかう(使)」の連用形の名詞化 )
- ① 他へ出かけてゆき、命令や口上を伝えたり、用事をたしたりすること。また、その人。使者。
- [初出の実例]「天飛ぶ 鳥も都加比(ツカヒ)そ たづがねの 聞こえむ時は 我が名問はさね」(出典:古事記(712)下・歌謡)
- 「内より御つかひあり。三位のくらゐおくり給ふよし」(出典:源氏物語(1001‐14頃)桐壺)
- 「私はいそぎの使にまいる御めんなれ」(出典:虎明本狂言・二人大名(室町末‐近世初))
- ② 貴人の身の回りの世話などをする人。めしつかい。特に、そばめ。めかけ。
- [初出の実例]「御つかひとおはしますべきかくや姫のえうじ給ふべきなりけりと承て」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))
- ③ 神仏に仕え、その命令などを伝えるという動物。つかわしめ。また、天使。
- [初出の実例]「鹿為二春日神使一」(出典:和漢三才図会(1712)三八)
- ④ 用いること。また、用いる人。特に、術や法などをあやつる人。多く他の語の下につけて用いる。「魔法使い」「剣術使い」「人形使い」など。
- ⑤ 金銭などを消費すること。また、消費するもの。費用。
- [初出の実例]「金子百両ありしを〈略〉是を道のつかひにして、源介殿を国元へかへしてたまはれと申置て」(出典:浮世草子・男色大鑑(1687)二)
づかいづかひ【使・遣】
- 〘 造語要素 〙 ( 動詞「つかう(使)」の連用形から ) 名詞について、それを使うこと、あるいは、その使いかたの意を示す。「気づかい」「心づかい」「筆づかい」「言葉づかい」など。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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