泣き泣き(読み)ナキナキ

デジタル大辞泉 「泣き泣き」の意味・読み・例文・類語

なき‐なき【泣き泣き】

[副]泣きながら。泣く泣く。「泣き泣き身の上話をする」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「泣き泣き」の意味・読み・例文・類語

なき‐なき【泣泣・鳴鳴】

  1. 〘 副詞 〙
  2. ( 泣泣 ) =なくなく(泣泣)
    1. [初出の実例]「なきなき女とうことなれば」(出典:申楽談儀(1430)音曲の心根)
  3. ( 鳴鳴 ) 絶えず鳴きながら。
    1. [初出の実例]「郭公なきなき飛ぶぞ閙はし〈芭蕉〉」(出典:俳諧・続虚栗(1687)夏)

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