泣き潰す(読み)なきつぶす

精選版 日本国語大辞典 「泣き潰す」の意味・読み・例文・類語

なき‐つぶ・す【泣潰】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. 泣きに泣いてそのために視力を失う。
    1. [初出の実例]「恋し恋しに目を泣潰(ナキツブ)し、物のあいろも水鳥の、陸にさまよふ悲しさは」(出典浄瑠璃・生写朝顔話(1832)宿屋の段)
  3. 泣いて日を暮らす。泣き暮らす。
    1. [初出の実例]「飯も食はずに一日泣潰(ナキツブ)したなどといふ」(出典:二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android